2024/3/28今日の学び

日本史

前回の明治維新の続きから。

地方の政治

江戸時代は、「幕藩体制」といって、全国の4分の1を支配する幕府と、
全国の4分の3を支配する各藩の大名による政治体制だった。

大政奉還により、幕府はなくなったが、地方には300名以上の大名がいた。

1839年 版籍奉還
藩主が領地(土地)と戸籍(人民)を天皇へ返上する。
旧藩主を知藩事に任命し、石高の1割の家禄(棒禄)として支給。

1871年 7月 廃藩置県
薩摩・長州・土佐の精兵を1万人集めて、御親兵として、その武力を背景に断行。
中央政府から、府知事・県令を派遣した。

中央の動き

  • 藩閥政治
    薩摩・長州・土佐・肥前出身の有力者たちが政治の実権を握った。

1871年 11月 岩倉遣外使節
欧米に条約改正・欧米視察のために渡航

しかし、欧米にはあまり相手にしてもらえなかった。

身分制度

1869年 四民平等
近世の身分制度である「士農工商」を撤廃し、
平民にも苗字、通婚、移転の自由を認めた。

以下の3つに分けられた。
* 華族 * 士族 * 平民

1872年 壬申戸籍の作成
最初の近代的戸籍。全国を調査した。