2024/4/13今日の学び

日本史

今日は松方財政について、まとめていく。

松方財政

大蔵大臣の松方正義による財政政策である。
なにをやったか?簡単に言うと、インフレをデフレにした。

そもそも西南戦争などによる不換紙幣大量発行によりインフレになった。
不換紙幣とは、金や銀と交換できないお金のこと。
価値のないお金が大量に出回ったことにより、インフレ、つまり物価が上昇した。

政策①紙幣整理
増税や歳出の削減を実行し、世の中に出回るお金を減らした。

政策②日本銀行設立
中心となったのは、渋沢栄一
銀本位制の採用。
<1885年> 中央銀行である日本銀行が、銀兌換銀行券を発行した。

政策③官営事業の払い下げ推進
<1880年> 工場払い下げ概則
→厳しすぎたため、1884年に廃止して払い下げが進む。

松方財政の影響

デフレ政策の影響①自作
米価の下落により、地租を支払うことができず、小作農に没落した。
地租は一定。
つまり、今までと同じ米を収穫しても、米価が下落することによって、
収入が減る。

デフレ政策の影響②地主
土地集中が進み、寄生地主制が進行。
高率の現物小作料をとる。

→これらにより、貧富の差が拡大するが、資本主義の基盤が形成される。