2024/2/6今日の学び

日本史

江戸時代 幕藩体制

幕府の軍事基盤(武士の種類)

大きく、大名と直参(将軍直属の部下)に分かれていた。

大名は3種類に分かれた。
親藩大名:徳川一門。重要なのは、御三家という尾張紀伊・水戸の大名。
譜代大名関ヶ原の戦い以前から家臣であった者。
外様大名関ヶ原の戦い以降から家臣であった者。彼らはこの中でも一番幕府に反発を持ちやすいので、遠い土地に置かれた。参勤交代によって、お金がかかり、反乱を起こす力をなくす。

直参は2種類に分けられる。
①旗本:将軍に直接接触できる者。
御家人:できない者。

幕府の経済基盤

このころも年貢(米)によって、経済基盤を立てていた。
幕府が直接支配する領土を幕領(天領)といい、約400万石あった。
旗本を経由して支配する土地が約300万石あった。
つまり、幕府の保有する領土は、約700万石。

一方、大名が持つ領土は、約2,000万石。一見、幕府より多いじゃないか!と思うが、大名は約300~350人いる。2000÷300で1人あたり約6万石。
天と地の差。

この大きな財政基盤の違いが、江戸時代が安定して長く続いた所以である。