日本史
江戸時代 幕藩体制
幕府の軍事基盤(武士の種類)
大きく、大名と直参(将軍直属の部下)に分かれていた。
大名は3種類に分かれた。
①親藩大名:徳川一門。重要なのは、御三家という尾張・紀伊・水戸の大名。
②譜代大名:関ヶ原の戦い以前から家臣であった者。
③外様大名:関ヶ原の戦い以降から家臣であった者。彼らはこの中でも一番幕府に反発を持ちやすいので、遠い土地に置かれた。参勤交代によって、お金がかかり、反乱を起こす力をなくす。
直参は2種類に分けられる。
①旗本:将軍に直接接触できる者。
②御家人:できない者。
幕府の経済基盤
このころも年貢(米)によって、経済基盤を立てていた。
幕府が直接支配する領土を幕領(天領)といい、約400万石あった。
旗本を経由して支配する土地が約300万石あった。
つまり、幕府の保有する領土は、約700万石。
一方、大名が持つ領土は、約2,000万石。一見、幕府より多いじゃないか!と思うが、大名は約300~350人いる。2000÷300で1人あたり約6万石。
天と地の差。
この大きな財政基盤の違いが、江戸時代が安定して長く続いた所以である。