2024/2/28今日の学び

世界史

今日から世界史は「古代ローマ」について学んでいく。

ローマはラテン人によって、ティベル川の畔に建国された。
しかし、その後北からやってきたエトルリア人に支配されてしまった。

貴族政治

ローマ建国当初の政治は「貴族政治」であった。

  • 元老院
    最高機関として置かれた。(これは日本でいう国会のようなもの)
    これは任期終身のパトリキ(貴族)で構成された。

  • コンスル
    任期1年の最高政務官。(元老院の司会役のようなもの)

  • 独裁官(ディクタトル)
    非常時の臨時職。コンスルから選ばれた。

  • 民会(全男性市民)
    いずれも元老院の承認を得て、初めて国法化。

プレブス(平民)の不満

上記のような貴族政治に対して、平民たちは不満を持っていた。
彼らは自ら重装歩兵部隊を構成し、参政権を要求した。

平民の権利を守る機関

そんな中、平民の権利を守る機関が登場する。

  • 護民官(2名で構成)
    平民保護の役職、拒否権を保有

  • 平民会
    平民のみで構成される。

この後、平民を守るための3つの法律が誕生する。

  • 十二表法
    旧来の慣習法を成文化する。文章にすることで、まずはルールを明確にした。

  • リキニウス・セクスティウス法
    コンスルの1名を平民から選出した。
    コンスルは非常時にはディクタトルになれる!
    また、大土地所有の制限をした。

  • ホルテンシウス法
    ホルテンシウスは元々平民の人であったが、ディクタトルになりこの法律を定めた。
    平民会での決議は、元老院の承認がなくても、国法とされた。

イタリア半島統一

その後、ローマは拡大した。
「すべての道はローマに通ずる」という有名な言葉があるが、
その語源にはこの時期に軍道を整備したことにある。
道を整備することによって、軍隊や物資を送りやすくしたのである。

この時期には、分割統治をした。
イタリア半島内の都市を「植民市」「自治市」「同盟市」に区分。
征服した都市に格差を設けることで、この3つは仲良くなることはない。
むしろ対立する。
これにより、反ローマとしての団結を防いだ。

ポエニ戦争

フェニキア人の都市国家カルタゴが、西地中海交易を独占。
そこで、ポエニ戦争がスタートする。
まず、ローマはシチリア島を獲得。ローマ初の属州(海外領土)であった。

その後、カルタゴの名将ハンニバルが登場し、ローマは一時苦戦するも、
ローマのスキピオが反撃をしハンニバルを撃破した。