2024/2/15今日の学び

日本史

今日も昨日に引き続き江戸時代の社会経済を学んでいく。

農具や肥料の改良

この時期、農具や肥料の改良があった。
備中鍬といった先のとがった鍬を使ったり、

備中鍬
千歯扱を使い脱穀(稲から玄米を取り出す)をした。
千歯扱
肥料の改良もあった。
今までは自作の肥料を使っていたが、それにプラスして金肥と言い、購入した肥料を使う用になった。

商品作物の栽培

四木三草(しぼくさんそう)といった商品作物が主に栽培された。
四木は以下の通り。

  • 漆:器として使われる
  • 楮(こうぞ):紙として使われる
  • 桑:養蚕(蚕の餌)に使われる→蚕の繭をとり生糸にする

三草は以下の通り。

  • 麻:布として使われる
  • 紅花:染料として使われる
  • 藍:染料として使われる

鉱業

この時代の鉱業として押さえておきたいのは、金山や銀山、銅山をほぼ幕府が独占経営していたということ。

有名なのは、島根県の岩見大森銀山で世界遺産にもなっている。

当時、金銀銅はお金として使われた。つまり、これらを支配するということは経済を支配すること。
だから、江戸幕府は260年もの間、大きな反乱なく、全国を支配することができた。